森山町小学校『遊べる水族館~命と向き合う』

7月6日(木)

長きにわたり新型コロナウイルスの感染拡大により、学校行事の中止や縮小が余儀なくされてきました。児童の成長を育む体験や、また思い出作りの場の減少が課題となっていたコロナ禍において、私たち育友会は前年度に引き続き親子活動の一環として『あそべる水族館~命と向き合う~』を今年度も開催しました。

白や黒のウーパールーパー10匹が入れられた水槽が並び、子ども達がピンセットで餌の冷凍赤虫を入れたり、イモリを触る体験もあったりと、普段はなかなか見ることが少なくなった水辺の生き物と子ども達がふれ合いながら小さな命と向き合っていく、クイズ形式で生態を解説し、生き物を飼う際の心構えなども呼びかけました。

小さな命たちを間近で初めて見てふれる子ども達の目はとても輝いていたように見受けられたことがとても印象に残りました。子ども達が水辺の生き物を通して見えた世界を友達や親子で喜び話し合うこと、そして命の尊さを分かち合い、感謝の気持ちを大切に育むための一助になれば嬉しいものです。

一方、育友会のイベントの企画運営などはこれまでは保護者が手弁当で担ってきた労力も考慮し、この授業は県内各地で生き物体験教室を開くNPOみずラボに依頼しました。外部に任せるところは任せて保護者も育友会活動に参加しやすく楽しめることもこれからの行事の在り方に繋がるのではと思っています。今は大半の保護者が働いており、子どものために関わりたくても物理的に難しい状況です。これからも持続可能な運営方法を目指していけたらと思います。